あやふやな理解が命取りとなることもあります。知らなければそれまで、の場合も多いので、「広く浅く正確に」「コマンドのオプションはしっかり」覚えることが肝心です。
LPI-Japan のページなどにも試験の範囲が載っていますが、そこにリストアップされているコマンドの中には、tac
とか nl とか fmt とか cpio とか、日常あまり使わないなぁ…というようなコマンドもけっこう出て来ます。実際、試験にも出て来ます。オプションや引数を指定する問題もけっこうありますから、あやふやな知識だと泣かされます(ました(^^;)。
単にコマンドを選ぶだけの問題もありますが、コマンド名を覚えている程度では合格点に達するのは難しいと思います。
雑誌や参考書に掲載されている模擬問題は、答えられればOK,ではなく、なぜ正解以外の選択肢が間違っているのか、その選択肢を選んだらどういう結果になるのか、説明できるレベルまで理解することが必要です。
各ディレクトリの意味、そのディレクトリにどんなファイルが入っているのか覚えておきましょう。例えば、man
は通常どのディレクトリに収められているかとか、passwd
ファイルはどこにあるか、とか。また、/bin と、/usr/bin の違いも理解しておきましょう。
このへんは UNIX/Linux の入門書などにも載っていますが、実際にシステムをさわってみて理解することも必要だと思います。ディストリビューションによって異なっているところもありますが、やはり共通的な部分から多く出題されるように感じます。(パッケージ管理の部分では当然、Debian
や RedHat系固有の出題があります)
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