-No.004----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2001/07/22-  盆休み中に、102 試験を受ける予定です。101 試験でだいたいコツも分かった し、102 試験対応の参考書も届いたので、今から計画的に勉強してます。今回は 苦手な範囲が含まれているので(Debianほとんど触ったことないし、プリンタも 同様…)、気合を入れて攻略したいと思います。  なお、当メールマガジンは発行者(中島)が個人的に行っているものであり、 LPI Japan 事務局とは関連ありません。このメールマガジンの内容についての お問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆LPIC参考書籍紹介   『EXAM CLAM LPI General Linux II -Exam 102-』  ◆LPIC受験の心得その2  ◆LPIC模擬問題集 Vol.4 ──◆LPIC参考書籍紹介─────────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  『EXAM CLAM LPI General Linux II -Exam 102-』 著者:Emmett Dulaney他 ISBN 1-57610-962-3 発行:COLIOLIS 価格:US$34.95 (参考価格:\3,901 by amazon.co.jp / July 18,2001)  前々回に紹介した本の 102試験対応版です。解説が丁寧、活字が大きい、問題 が豊富ということで、英語があんまり得意でない方にとっても、このシリーズは 比較的とっつきやすいのではないかと思います。  今回もアマゾンで注文したのですが、約1週間で届きました。 ──◆LPIC受験の心得その2───────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  今回は、試験勉強のポイントをお伝えしたいと思います。  ◇正確に覚える LPI-Japan のページなどにも試験の範囲が載っていますが、そこにリストアッ プされているコマンドの中には、tac とか nl とか fmt とか cpio とか、日常 あまり使わないなぁ…というようなコマンドもけっこう出て来ます。実際、試験 にも出て来ます。オプションや引数を指定する問題もけっこうありますから、あ やふやな知識だと泣かされます(ました(^^;)。 単にコマンドを選ぶだけの問題もありますが、それだけでは合格点に達するの は難しいと思います。  ◇模擬問題集の活用の仕方  雑誌や参考書に掲載されている模擬問題は、答えられればOK,ではなく、な ぜ正解以外の選択肢が間違っているのか、その選択肢を選んだらどういう結果に なるのか、説明できるレベルまで理解することが必要です。  ◇各ディレクトリの意味と役割をしっかりと把握 各ディレクトリの意味、そのディレクトリにどんなファイルが入っているのか 覚えておきましょう。例えば、man は通常どのディレクトリに収められているか とか、passwd ファイルはどこにあるか、とか。 また、/bin と、/usr/bin の違いも理解しておきましょう。けっこう出ます。  このへんは UNIX/Linux の入門書などにも載っていますが、実際にシステムを さわってみて理解することも必要だと思います。ディストリビューションによっ て異なっているところもありますが、やはり共通的な部分から出題されるように 感じます。  ◇sed, grep など、とことん使ってみる テキストに載っている限りのオプションや使い方を実際に試してみましょう。 例題を打ち込んでいるだけではうろ覚えになってしまい、いざ試験に臨んだとき に、選択で迷ってしまいます。(迷うような選択肢が出てきます) 特に、sed などの問題はよく出るので、いろいろ試してみるべきでしょう。オ プションや代表的な書き方など、自分でノートにまとめておいて、直前に見直せ るようにするといいでしょう。 あと、リダイレクトも絶対に出ますので、その意味についてしっかり理解して おきましょう。理解しているつもりでも、パイプがからんでくると、混乱する場 合があります。  次回は、試験の解答に際してのポイントをお伝えします。 ──◆LPIC模擬問題集 Vol.4───────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 今回は101試験の範囲から出題します。解答・解説は次号に掲載します。 問7. カレントディレクトリ内の、ファイルとディレクトリの数を表示するには 以下のどのコマンドを使いますか? ('.'(ドット)ではじまるファイルも含みます)  1. ls | wc -l  2. ls -a | wc -l  3. ls -a | wc -n  4. ls -A | wc -l  5. ls -l | wc -n 問8. file コマンドの説明として正しいものはどれですか?  1. どのような種類のファイルかを調べる  2. ファイルの内容を表示する  3. ファイルを検索する  4. ファイルのアクセス権を変更する  5. エディタを起動する 【出題:中島】 ◇◆◇ 前回の解答と解説 ◇◆◇ 問5. 解答:3 これは、:wq とするのと同じです。vi の基本的な操作は実務でも必要になるこ とが多いので、しっかり覚えておきたいものです。 問6. 解答:1 ログ監視の基本コマンドですね。-l オプションは行数を設定するものです。-n や -bg といったオプションはありません。 実際に上のコマンドを実行すると、/var/log/messages のラスト10行が表示され ます。別コンソールで、su コマンドなどでログインしてみて下さい。メッセー ジが追記されるのが分かると思います。終了するときは ctrl + c です。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ http://www.lpic.jp/ ○編集・発行:中島 能和 lpic@mbi.nifty.com ○掲載内容の利用において発生した損害等には一切責任を負いません。 ○掲載された記事を許可なく転載することを禁じます。 ○記載されている会社名・製品名は、各社の商標又は登録商標です。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽