-No.005----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2001/07/29-  LPIC.JP ホームページのトップを一新しました。ようやくマトモなデザインに なったかと思います(笑)。  なお、当メールマガジンは発行者(中島)が個人的に行っているものであり、 LPI Japan 事務局とは関連ありません。このメールマガジンの内容についての お問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆LPIC関連ニュース   ◇Linux WORLD誌がLPI認定を特集  ◆LPIC参考書籍紹介   『LPIC 101 PREP KIT General Linux I』  ◆LPIC受験の心得その3  ◆LPIC模擬問題集 Vol.5 ──◆LPIC関連ニュース─────────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ◇Linux WORLD誌がLPI認定を特集  書店で発売中の月刊『Linux WORLD』誌(IDG JAPAN発行)9月号では、8月号 につづいて「目指せ!LPI認定 LPI認定試験攻略ガイド」を16ページにわたって 取り上げています。3号連続企画の第2弾ということで、今回はユーザー管理、 ブートローダ、TCP/IP、ファイルシステム管理、NFS、Samba が対象です。半分 くらいは 102 試験の範囲ですね。 ──◆LPIC参考書籍紹介─────────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  『LPIC 101 PREP KIT General Linux I』 著者:Theresa Hadden ISBN 0-7897-2292-5 発行:QUE 価格:US$39.95 (参考価格:\4,458 by amazon.co.jp / July 18,2001)  この本も、なかなかおすすめです。赤本(EXAM CRAM)よりも詳しく書かれて いて、うまくまとまっていると思います。赤本では、少し物足りないという部分 がありますが、このあたりもうまくカバーしているようです。  付録に CD-ROM もついていて、これは Linux で実行できる形式となってます。 実践さながらの(ただしテキストコンソール画面ですが)様式で、250問以上の 問題が収録されています。かなり実際の試験問題に近い内容です。  40ページの別冊ブックレットもついてます。ポイントをまとめてあるので、普 段持ち歩いて暗記するのにちょうどよいです。 ──◆LPIC受験の心得その3───────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  今回は、受験の際のポイントをお伝えしたいと思います。  ◇持ち物  前々回にもお伝えしましたが、身分証明書が2種類必要になります。うち1つ は、写真が添付されていなければならず、両方に本人直筆のサインが必要です。 VUEによれば「パスポートとクレジットカードが理想的」ということですが、 ない場合は、事前にVUEへ問い合わせると、身分証明書のフォームを送っても らえます。  ◇会場  会場は、VUEのホームページから、好きな会場を選択することができます。 試験開始15分前までに入らないといけないので、会場付近をよく知らない場合は 早めに出かけるようにしましょう。  ◇受験のポイント  試験は、Windows パソコンを使ってオンラインで行われます。制限時間は90分 ですが、早めに終了することも可能です。  簡単な説明の後、いよいよ試験開始。問題数は、50〜60問程度です。1問あた り1分半ですが、ゆっくりやっても40分くらいで最後までいけるでしょう。残っ た時間で、最後まで見直しすることをおすすめします。自信のない問題はチェッ クを付けておいて、後で何度でも見直すことができます。  なお、私が 101 試験を受験したときで、問題数は52問、うち記述式(キーボ ードで入力するもの)が8問でした。残りは選択式です(複数回答あり)。  まず問題文をよく読むこと。ややこしい問題が多いので、選択肢も見ながら、 出題者の意図をつかむようにしましょう。中には意表をつくほど簡単なものもあ りますが、引っ掛け問題の可能性もあるので注意しましょう。  また、シングルクオートとバッククオートが見分けにくい、スペースが入って いるのかいないのか分かりにくい、ということがあるので、気をつけましょう。 この辺、改善してほしいですね。  回答と見直しが終わり、まだ時間に余裕があっても、試験を終了することがで きます。結果はすぐに表示されます。800点満点中、合格ラインは490点です。 アンケートに答えて、試験終了。お疲れさまでした。  なお、レベル1の認定試験は、101 試験と 102 試験の両方に合格しなければ 認定は取得できませんのでご注意下さい。 ──◆LPIC模擬問題集 Vol.5───────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 今回は101試験の範囲から出題します。解答・解説は次号に掲載します。 問9. 以下はランレベルと機能を示しています。組合せが誤っているものを全て 選択して下さい。 1. 0: システム再起動 2. 1: シングルユーザーモード 3. 2: マルチユーザーモード、ネットワーク使用 4. 3: マルチユーザーモード、ネットワーク不使用 5. 5: X が起動するマルチユーザーモード 6. 6: システム停止 問10.Bashシェルで、「標準出力と標準エラー出力を、ファイル"file" に追加 する」には、以下のどれを実行すればよいですか? 1. command 2> file 4. command 2>> file 3. command > file 2>&1 4. command >> file 2>&1 【出題:中島】 ◇◆◇ 前回の解答と解説 ◇◆◇ 問7. 解答:4 UNIX では、'.'(ドット)ではじまるファイルは、設定ファイルなどの特殊ファイ ルとして扱います。通常の ls コマンドだけでは表示されないので、 -a オプシ ョンを使います。ところが、-a オプションを使うと、カレントディレクトリ(.) や親ディレクトリ(..)も表示されてしまうため、その2つが表示されない -A オ プションを付けます。これで、カレントディレクトリ内の、ファイルとディレク トリの一覧が作成されます。 wc -l は、行数を数えます。 したがって、まず ls -A コマンドでファイルのリストを作り、それをパイプで wc コマンドに渡してやることにより、問題の意図が達成されます。 問8. 解答:1 file コマンドは指定されたファイルの種類を表示します。テキストファイルか バイナリファイルか、ディレクトリか等を調べられます。 ──PR──────────────────────────────── 7th LUGH Semi.「JKUG 共催 KDE セミナー」 +================================================================+ 注目のデスクトップ環境 KDE のセミナーを開催 JKUG(日本KDEユーザー会),LUGH(リナックスユ−ザ−ズグル−プ北陸)共催 2001年8月4日(土曜日)15〜18時 富山県民会館 入場無料 http://www.kde.gr.jp/announce/2001/jkug-meeting-toyama.html ────────────────────────────────PR── ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ http://www.lpic.jp/ ○編集・発行:中島 能和 lpic@mbi.nifty.com ○掲載内容の利用において発生した損害等には一切責任を負いません。 ○掲載された記事を許可なく転載することを禁じます。 ○記載されている会社名・製品名は、各社の商標又は登録商標です。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽