-No.016----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2001/10/14-  レベル2試験も予定どおり11月下旬からスタートされるようです。レベル1 受かった人も、次はレベル2目指してがんばりましょう。 # 当メールマガジンは発行者(中島)が個人的に行っているものであり、LPI # Japan 事務局とは関連ありません。このメールマガジンの内容についての # お問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆LPIC関連ニュース   ◇LPI認定試験が特別価格で  ◆日本語書籍でのLPI認定試験対策  ◆LPIC模擬問題集 Vol.16 ──◆LPIC関連ニュース─────────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ◇LPI認定試験が特別価格で  通常15,000円の101、102試験が、なんと3分の1の5,000円で受けられる!  10月24〜25日に新宿で開催される「LinuxWorld Conference&Demo/Tokyo 2001」 特設会場にて、LPI認定試験が通常の3分の1にあたる5,000円で実施されます。 別途 LinuxWorld への参加費も必要となりますが、それでも安いです。詳しくは 以下のページで。 ○LPI-Japan >http://lpi.or.jp/#anchor210613 ○LinuxWORLD >http://www.idg.co.jp/expo/lw/ ──◆日本語書籍でのLPI認定試験対策 ──────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  現時点では、日本語によるLPI認定対策の書籍はありません。*1  読者の方から、何を使って勉強すればよいか尋ねられることが多いので、レベ ル1(101、102)試験対策としてどのような本を使えばよいか、まとめてみまし た。どうしてもNUTSHELLなどの英語書籍を使いたくない人は、参考にしてみて下 さい。 「UNIXコマンド ポケットリファレンス ビギナー編」                   技術評論社/ISBN4-7741-0849-9/\1,880  基礎的な部分が多くなりますが、これでレベル1範囲の60%くらいをカバーで きると思います。Linux に特化しているわけではありませんが、手元にあると非 常に便利です。 「最新UNIXハンドブック」 秀和システム/ISBN4-87966-948-2/\2,981  これも Linux に特化しているわけではありませんが、基礎的な部分を網羅し ており、初心者必携といった感じです。レベル1の範囲のかなりをカバーしてい ます。 「Linux怒涛のQ&A」 エーアイ出版/ISBN4-87193-735-6/\2,800  上記2冊では触れていない、Linux の起動やカーネルについても、分かりやす く解説されており、この本だけでもかなりの範囲をカバーできます。 「UNIX/Linux コマンドリテラシー」           ピアソン・エデュケーション/ISBN4-89471-326-8/\3,400  これも良書です。UNIX独習テキストとしてはいちばんのおすすめです。特に、 101試験範囲のテキストストリーミング関係については、ほぼ網羅しきっている 唯一の書籍かもしれません。 「標準 RedHat Linuxリファレンス」 インプレス/ISBN4-8443-1375-4/\3,980  RedHatに特化していますが、設定ファイルや印刷、セキュリティ、X、quota、 rpm などについては、この本の情報がとても参考になりました。RedHat系以外の 人でも持っておいて損はしないと思います。6.2 対応の方が現在の試験には合っ てますね。改訂3版は、7.1対応になっています。  このように、日本語で勉強しようとすると、1冊や2冊ではとうてい試験に対 応しきれないと思います。その点、オライリーの「LPI LINUX CERTIFICATION IN A NUTSHELL」は1冊でほぼ完全に対応できますので、オライリージャパンには、 一刻も早く翻訳してもらいたいものです。 # と言ってみる(笑)  書籍以外に、雑誌の情報もとても役に立ちます。例えば、Linux magazine の 今月号では「/etc ディレクトリの謎を解く」という特集で設定ファイルを網羅 的に解説しており、試験対策にものすごく重宝します。*2  LPI認定対策を取り上げている LinuxWORLD は言うに及ばず、月刊雑誌を購読 しているだけでも、十分な試験対策になるのではないでしょうか。 注. *1:国内でも出版準備は進められていますので少々お待ち下さい   *2:昨年も10月号で同様の特集がありました ──◆LPIC模擬問題集 Vol.16 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 問35. locate コマンドを使いましたが、少し前に作成したファイルが検索でき    ませんでした。locate データベースを更新しなければならないと思いま    すが、データベースを更新するコマンドを以下に記入して下さい。 _________________________ 問36. 以下の行を実行するとどうなりますか? # TEST=date;echo `$TEST` ○ 1. 現在の日時が表示される ○ 2. 「$TEST」と表示される ○ 3. 「$date」と表示される ○ 4. 「date」と表示される ○ 5. 誤りがあるのでエラーになる ◇◆◇ 解答と解説 ◇◆◇ 問35.の解答:updatedb (101試験) updatedb(もしくは slocate -u)で locate データベースを更新します。 locate は、あらかじめ作成されたデータベースを参照して、find より高速にフ ァイル検索を行えます。データベースの更新は、通常 cron により定期的に実行 されています。 /etc/cron.daily/slocate.cron slocate は、セキュリティを強化した locate です。 問36.の解答:1 (101試験) バッククオートが使われているので、シェル変数は展開されて実行されます。こ こでは date コマンドが実行されます。セミコロン「;」で区切ると、複数のコ マンドを順に実行できます。 【出題:中島】