-No.060----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2002/09/16-  最近、なかなか週間で出せなくてすみません。なるべく毎週出せるようにしま すが、また発行が遅れたらごめんなさいです(^^;。 # 当メールマガジンは発行者(中島)が個人的に発行しているものであり、LPI # Japan 事務局とは関連ありません。このメールマガジンの内容に関するお問い # 合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆レベル2要点整理 Vol.21   ◇リカバリディスクの作成  ◆LPIC模擬問題集 Vol.60 ──◆レベル2要点整理 Vol.21──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  範囲のすべてを書くスペースはないので、要点の整理としてご利用下さい。 ■Topic 2.214.2 ■ リカバリディスクの作成  【重要度1】★☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 【ここで必要とされる理解】  □標準的ブート・ディスク作成  □システム修復のためのリカバリ・ディスク作成 【重要コマンド/用語/ファイル/ユーティリティ】  □/usr/sbin/rdev   ルートファイルシステムの位置を表示・設定  Ex. FDのカーネルにルートファイルシステム(現hda1)の位置を書き込み  # rdev /dev/fd0 /dev/hda1 □/bin/mount -o remount  すでにマウントされているファイルシステムを再マウントする □/usr/sbin/chroot  ルートディレクトリを変更する (レスキューディスクで起動した際などに必要) 参考文献: The Linux Bootdisk-HOWTO (これは必ず読んでください!) ──◆LPIC模擬問題集 Vol.60 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 問153.ユーザークォータを設定した。次回起動時より自動的にクォータが適用さ    れるように/etc/fstabを編集したい。適切な設定はどれか? ○ 1. /dev/hda1 /home ext2 usrquota 1 2 ○ 2. /dev/hda1 /home ext2 defaults 0 0 ○ 3. /dev/hda1 /home ext2 quota.user 1 2 ○ 4. /dev/hda1 /home ext2 defaults 1 1 ○ 5. /dev/hda1 /home ext2 userquota 1 2 問154.Xアプリケーションの外観を変更したい。ホームディレクトリ内の、どの    ファイルに設定すればよいか? ○ 1. .Xresources ○ 2. .xinitrc ○ 3. .xdm ○ 4. .app-defaults ---LEVEL 2--- 問155.現在、ルートファイルシステムは/dev/hda1にある。ブートフロッピーを    作成し、そのカーネルにルートファイルシステムの位置を書き込みたい。    下線部に入るコマンドは何か?    # ______ /dev/fd0 /dev/hda1 ◇◆◇ 解答と解説 ◇◆◇ 問153.の解答:1(101試験) ユーザークォータのオプションは「usrquota」です。quota.userは、クォータの データベースファイルで、上記の場合/homeディレクトリ直下にあります。 問154.の解答:1(102試験) .Xresourcesは、xtermなどのアプリケーションの色設定などを利用者ごとに行う リソースファイルです。システム全体の設定を行うには、 /usr/X11R6/lib/X11/app-defaultsディレクトリ内の該当ファイルを設定します。 問155.の解答:rdev(201試験) rdevコマンドで、ルートファイルシステムの位置をカーネルに与えます。 【出題:中島】