-No.076----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2003/01/05-  明けましておめでとうございます。新年早々バタバタと仕事をしております。 今週末はセミナーですので、参加される方、どうぞよろしくお願いします。 # 当メールマガジンはLPI認定試験研究会が独自に発行しているものであり、LPI # 並びに LPI-Japan 事務局とは関連ありません。 このメールマガジンの内容に # 関するお問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆レベル1のツボ Vol.01   ◇RPMパッケージの強制的インストール   ◇RPMパッケージのアップグレード  ◆LPIC模擬問題集 Vol.76 ──◆レベル1のツボ Vol.01 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  今回からレベル1試験の要点や、間違いやすいポイントを紹介していきます。  ◇RPMパッケージの強制的インストール  RPMでは、依存関係を損なうようなインストール(やアンインストール)の場 合は警告が出て、実行できないようになっています。依存関係を無視してインス トールを行うには、--nodepsオプションを使います。 # rpm -ivh --nodeps mink.1.2-1.i386.rpm  すでにパッケージがインストールされている場合も、そのままでは上書きイン ストールができません。インストール作業を失敗した場合など、強制的に上書き でインストールするには、--forceオプションを使います。 # rpm -ivh --force mink.1.2-1.i386.rpm  ◇RPMパッケージのアップグレード  アップグレードオプションには、-U(--upgrade)と-F(--freshen)がありま す。-Uオプションは、アップグレードしようとしているパッケージがインストー ルされていない場合、新規にインストールします。一方、-Fオプションの場合は インストール作業を行いません。rpmファイルを1つのディレクトリにまとめてお き、一気にインストールしたいが、今使っていないパッケージまでインストール されては困る、という場合などに-Fオプションが活用できます。 # rpm -Fvh *.rpm ──◆LPIC模擬問題集 Vol.76 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 問198. /homeのクォータ状況を表示するコマンドを選択せよ。 ○ 1. lsquota /home ○ 2. cat /proc/quota ○ 3. df -q /home ○ 4. repquota /home ○ 5. lsdev /home 問199.以下の中から、XFree86で使用することのできるディスプレイマネージャ    をすべて選択せよ。 □ 1. KDE □ 2. gdm □ 3. Sawfish □ 4. twm □ 5. kdm ---LEVEL 2--- 問200.スワップ領域を作成するためのコマンドを記述せよ。    ________________ ◇◆◇ 解答と解説 ◇◆◇ 問198.の解答:4(101試験) クォータの状況を表示するには、repquotaコマンドを使います。 問199.の解答:2,5(102試験) ディスプレイマネージャはxdm以外にも、GNOMEが用意しているgdm、KDEが用意し ているkdmがあります。twm、Sawfishはウインドウマネージャです。 問200.の解答:mkswap(201試験) mkswapコマンドでスワップ領域を作成できます。作成したスワップ領域を有効に するには、swaponコマンドを使います。 【出題:中島】 ------------------------------------------------------------------------  次号の発行は1月13日(月)の予定です。