-No.085----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2003/03/16-  今週末のLPIC無料セミナー、たくさんのご応募ありがとうございました。参加 される皆さん、よろしくお願いします。 # 当メールマガジンはLPI認定試験研究会が独自に発行しているものであり、LPI # 並びに LPI-Japan 事務局とは関連ありません。 このメールマガジンの内容に # 関するお問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ────PR────────────────────────────── ■iStudy for LPI レベル1 3月20日発売  パッケージ版価格 18,000円 → ユーザ予約優待価格 12,600円(税別)  予約優待期間 3月18日までの入金分(代金引換除く)まで  http://secure.istudy.ne.jp/default.asp?appl=shohin2.asp&Shocd=I20301 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆レベル2のツボ Vol.04   ◇LVM  ◆LPIC模擬問題集 Vol.85 ──◆レベル2のツボ Vol.04 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  レベル2試験の要点や、間違いやすいポイントを紹介していきます。  ◇LVM  LVM(Logical Volume Manager)はカーネル2.4で実装された機能です。システ ムの稼動中に再起動なしで、動的にボリュームを追加することができます。複数 のPV(Physical Volume:物理的ボリューム〜ハードディスクなど)をまとめた VG(Volume Group)を論理ディスクの管理単位として、VGにLV(Logical Volume :論理ボリューム)を作成します。 ・重要コマンド pvcreate : PV(物理的ボリューム)を作成する vgcreate : VG(ボリュームグループ)を作成する lvcreate : LV(論理ボリューム)を作成する vgextend : VGに新たな領域を追加する lvextend : LVのサイズを拡張する vgdisplay : VGの情報を表示する ・LV作成の手順例 1. PVの作成  /dev/hdc1と/dev/hdd1にPVを作成します。   # pvcreate /dev/hdc1   # pvcreate /dev/hdd1 2. VGの作成  hdc1とhdd1をまとめて、vgという名前のVGを作成します。   # vgcreate vg /dev/hdc1 /dev/hdd1 3. LVの作成  vgに4GBのLVをlv01として作成します。   # lvcreate -L4000 -nlv01 vg 4. ファイルシステムを作成しマウントします。   # mke2fs /dev/vg/lv01   # mount -t ext2 /dev/vg/lv01 /mnt/LV01 ──◆LPIC模擬問題集 Vol.85 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 問225.あるディレクトリをlsコマンドで見ると、次のようになっている。     drwxrwsrwx 2 root minase 1024 Dec 16 20:28 /home/minase    このディレクトリで一般ユーザーがファイルを作成した場合、そのファイ    ルの属性を表すものとして確実にいえるものを選択せよ。 ○ 1. ファイルの所有者はrootとなる ○ 2. ファイルの所有者はminaseとなる ○ 3. ファイルの所有グループはrootとなる ○ 4. ファイルの所有グループはminaseとなる ○ 5. ファイルのアクセス権は「644」となる 問226.搭載メモリが128MB、ハードディスク容量が20GBのマシンにLinuxをインス    トールしたい。スワップ領域としてどの程度確保すればよいか?適切な容    量を以下の中から2つ選択せよ。 □ 1. 12MB □ 2. 100MB □ 3. 250MB □ 4. 500MB □ 5. 2GB ---LEVEL 2--- 問227.IPアドレスとMACアドレスの対応テーブルのキャッシュを表示したい。    何というコマンドを実行すればよいか。コマンド名のみ記述せよ。   ___________ ◇◆◇ 解答と解説 ◇◆◇ 問225.の解答:4(101試験) アクセス権のグループ実行権が「s」になっていることから、このディレクトリ にSGIDが設定されていることが分かります。ディレクトリにSGIDが設定してある と、ディレクトリ内に作成されるファイルの所有グループは、そのディレクトリ の所有グループと同一になります。ファイルのアクセス権はumaskによるので、 必ず644になるとは限りません。 問226.の解答:2,3(102試験) スワップ領域サイズは、搭載メモリと同等から2倍程度を目安とします。もっと も用途によって必要となるスワップ領域のサイズは変わるので、あくまでも目安 です。 問227.の解答:arp(202試験) IPアドレスからMACアドレスへの変換を行うプロトコルがARPです。変換テーブル はARPキャッシュに保存され、arpコマンドで表示することができます。 【出題:中島】 ──────────────────────────────────── お詫び 前号の「レベル1のツボ」で「192.168.0.16」とあるのは、「192.168.0.15」の 誤りです。お詫びして訂正いたします。