-No.093----------------------------------------------------------------- ★週刊 Linux Professional Institute 認定試験対策★ -------------------------------------------------------------2003/05/18-  技術評論社のLPIC本がリリース2に合わせて改訂されました。付録にCD-ROMも 付きましたので、どうぞよろしくお願いします。 # 当メールマガジンはLPI認定試験研究会が独自に発行しているものであり、LPI # 並びに LPI-Japan 事務局とは関連ありません。 このメールマガジンの内容に # 関するお問い合わせは、すべて発行者宛にお願いします。 ────PR────────────────────────────── ■『合格Expert LPI Linux認定試験〈レベル1〉リリース2』  リリース2にあわせ内容を改訂・新たに学習用CD-ROMを添付!  濱野賢一朗・中島能和共著/技術評論社発行/2,480円  http://www.gihyo.co.jp/books/syoseki.php/4-7741-1737-4 ──────────────────────────────────── □■□ Contents of this Issue... □■□ ────────────────────────────────────  ◆LPIC関連ニュース   ◇Linux World Expo/Tokyo 2003開催  ◆レベル1改訂対策 Vol.2   ◇GRUB   ◇ファイルシステム  ◆LPIC模擬問題集 Vol.93 ──◆LPIC関連ニュース─────────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ◇Linux World Expo/Tokyo 2003開催  今年も5/21〜5/23にかけて、東京ビッグサイトで「Linux World Expo/Tokyo」 が開催されます。  http://www.idg.co.jp/expo/lw/  会場では、LPICの模擬試験が無料で受けられるとのこと。特典もあるようなの で、LPI-Japanのページをご覧ください。  http://lpi.or.jp/  また、3日目の5/23には、「Linux技術認定のスタンダード、LPIを語る」とい うチュートリアルも開催されます。  http://www.idg.co.jp/expo/lw/conference/jla_tutorial.html#LT3-5 ──◆レベル1改訂対策 Vol.2 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ◇GRUB  ・GRUBは強力なブートローダ・ブートマネージャである。  ・GRUBはLILOとは異なり、ファイルシステムを認識できる。  ・GRUBの設定ファイルは、grub.conf(/boot/grub/grub.conf)である。   (ディストリビューションにより名称や配置が異なる場合がある)  ・GRUBをインストールするには、grub-installコマンドを使う。   例)# grub-install /dev/hda  ・GRUBシェルを用いてインタラクティブに操作が行える。  ◇ファイルシステム  ・ext3ファイルシステムは、ext2ファイルシステムにジャーナリング機能を   付加したものである。  ・ext3ファイルシステムは、mke2fsコマンドで作成できる。   例)# mke2fs -j /dev/hdc2  ・e2fsckコマンドで、ext2/3ファイルシステムのチェックができる。対話的な   質問にすべてyesと答えるには、-yオプションを使用する。   例)# e2fsck -y /dev/hdb1  ・対話的にファイルシステムをデバッグするには、debugfsコマンドを使う。  ・ext2ファイルシステムの詳細な情報を出力(ダンプ)するには、dumpe2fs   コマンドを使う。   例)# dumpe2fs /dev/hda1  ・tune2fsコマンドで、ext2/3システムのパラメータを変更できる。また、   ext2ファイルシステムをext3ファイルシステムに変更することもできる。   例)# tune2fs -j /dev/hda1 ──◆LPIC模擬問題集 Vol.93 ──────────────────────    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  このコーナーでは、LPI認定試験の模擬問題集を掲載していきます。模擬問題 は、各種サンプル問題を参考に、当メールマガジン編集者が作成したものです。 問249.ネットワーク経由でxdmを利用する場合に利用される、xdmの制御プロトコ    ルは何か? 英大文字5文字で答えよ。    _________________ 問250.NFSサーバのファイルシステムをマウントしようとしている。下線部に入    るパラメータとして適切なものはどれか? なお、NFSサーバ名はkarenで    あり、エクスポートしているディレクトリ名は/pubである。    $ mount -t nfs _________________ /mnt/pub ○ 1. -s karen -e /pub ○ 2. --host karen /pub ○ 3. //karen/pub ○ 4. karen:/pub ○ 5. \\karen\pub ---LEVEL 2--- 問251.NFSサーバのファイルシステムを常にマウントして利用している。    /etc/fstabの記述は次のとおりである。    nfssv:/pub /mnt/pub nfs defaults 0 0    しかし、このNFSサーバは頻繁にクラッシュし、そのたびにリモートファ    イルシステムを利用しているプログラムが停止してしまう。このような場    合、クライアント側の環境を改善させる試みとして、以下のどのオプショ    ンを/etc/fstabに追加するのがもっとも適切か? ○ 1. rsize=8192,wsize=8192 ○ 2. no_root_squash ○ 3. no_all_squash ○ 4. soft ◇◆◇ 解答と解説 ◇◆◇ 問249.の解答:XDMCP(101試験) X端末からxdmが稼動しているホストへは、XDMCPプロトコルを使って接続します。 問250.の解答:4(102試験) NFSサーバ名:エクスポートディレクトリ名 と記述します。 /etc/fstabに記述しておけば、システムが起動するたびに自動的にNFSマウント を行うことができます。 問251.の解答:4(201試験) softオプションを指定すると、NFSサーバが反応しなくなった場合にタイムアウ トするようになりますので、サーバやネットワークがしばしばダウンするような 環境では有効です。 rsize=8192,wsize=8192とすることで、NFSサーバのスループットを向上させるこ とができます。 no_root_squashは、rootユーザーを一般ユーザーにマッピングします。 no_all_squashは、指定した方法でユーザーをマッピングします。 【出題:中島】